最近インスタグラムで、龍の形をした雲を「龍雲」と呼んで、それを見た人は幸せになれる、などといった投稿を目にすることが多くなりました。
多くの幸せをもたらしてくれるという龍神様のご利益にあやかりたい!
せっかくなら龍神様の好物をお供えしたいものですよね。
しかし場所・地域、または神社・お寺(仏教)など、さまざまな作法で龍神様の好物やお参りする方法が異なるようです。
例えばよく言われているのがお酒ですが、一体どんなお酒が良いのでしょうか?
今回は、龍神様にお参りさせていただくときの、好物やお供え物はどういったものがあるのか、また神社や仏教で違いはあるのか調べてみましたので参考にしてみてください(^ ^)
龍神様の好物はお酒?
通常の米酒塩水の生饌だけではなく
炊いたお米とお酒をお供えする熟饌が大事です画像の神饌の配置は特殊な流儀の配置になっていますので見よう見まねで真似しないでください
通常配置とは異なりなります pic.twitter.com/FZmO76gzRT— 古川陽明 (@furunomitama) August 22, 2022
龍神様はずばり、お酒が一番の好物!
龍神様の好物というのはこの場合、いわゆる〝お供え物〟のことを指します。
龍神様は主に〝水を司る神様〟として昔から知られてきました。
雨ごいをすれば雨を降らせてくれ、農作物の実りや繁栄を約束する「雨ごいの神様」として農作物を実らせてくれる点で有名です。
昔は農作物が実り豊かになれば、(農民が多かった日本の社会では)それだけで商売繁盛が約束され、その生活も十分潤ったとされていたのだとか。
すなわち、「水」で人々を助け、その水を使って米を育て、その実りからできる「お酒」が龍神様は大の好物としてお供えされるようになったのです!
アルコール度数にこだわらず、人が精魂こめて作った地酒の類なら何でもOKで、とにかくその年に取れたお米を発酵させて醸成したお酒なら非常に喜ぶのだそう。
地域によって龍神様の好物が変わる?
賽銭箱から小銭を取り出して自販機で飲み物を買って、そのお釣りを賽銭として入れたらV-powerステッカーが1枚もらえるという謎システムの神社?……お供え物が着々と増えてる( ;´・ω・`)💦 pic.twitter.com/R14QvQYaLP
— sex (lingua latina) (@kichihell0044) September 18, 2021
龍神様が喜ぶお供え物には、一体どんなものがあるのでしょうか?
地域差はありますが、地酒(とくに純米酒)、うなぎ、山鳥、あめのうお、動物の卵、野鳥、バナナなど、他にもたくさんの好物があると言い伝えられています。
九州地方では焼酎の醸造が盛んですが、龍神様へ焼酎をお供えするところもあるよう。
沖縄の八重島諸島とか石垣島では蛇が大きくなったのが龍であり、龍になってから天に昇る、という話が残っているのだとか。
蛇の好物は鶏の卵と言われていますので(丸呑みしてから、木に登ったり少し高い所から落ちて腹の中で割るそうです)、卵をお供えしたりします。
このお供え物・好物というのは、先でも触れましたように「地域ごとで変わる」という傾向があるため、地元の龍神様がどんな物が好物なのか・お供えして喜んでもらえるのか、きちんと知っておくことが大切です。
一般的な龍神様のお供え物は?
昨日の吉田神社の追儺式のお供え物は、棗、米、餅、小豆、酒のようでした。 pic.twitter.com/BcVyctW5Xd
— 古川陽明 (@furunomitama) February 2, 2020
一般的な好物(お供え物)としては、先でも述べた”お酒”となっております。
行く先の龍神様によってお供えするものは変わってくるようです。
それについては次の項目で説明します。
龍神様の好物(お供え物)は神社と仏教で違うの?
大島神社と妙正寺
天気がいいので
木陰で休憩☕️ pic.twitter.com/8l5ie338Mq— しまなみ|療法士育成スクール運営 (@mihara_reha) July 20, 2022
神社と寺院(仏教)とではやはり違いがあり、お寺と神社では信仰している宗教が異なっていつためです。
お寺が信仰しているのは「仏教」で、中国やインドから伝わったもの、一方、神社が信仰しているのは「神道」であり、これは日本で生まれた民族宗教。
日本仏教のはじまりは、欽明天皇の時代(538年 ※諸説あります)に伝来したとされ、のちに聖徳太子によって仏教の受容が広まり日本に根付いたとされています。
出典:全日本仏教教会
神道とは日本の土着の宗教です。日本の古代から現代に続く民族宗教であり、日本人の生活文化の全般に浸透し、しかも外来文化を受け入れて、日本的に変容させるというエネルギーをもっています。
出典:神道国際学会
以上のことを踏まえると、龍神様に対しては、
神社(神道)の龍神様の場合は、水、米、塩、酒など。
寺院(仏教)の龍神様の場合は、茶、菓子、団子、果物など。
が一般的になります。
失礼の無いよう、お供えしたいものですね。
神社での龍神様の好物(お供え物)は?
例年8月の最終日曜日に実施しております夏休み子供神輿ですが、新型コロナウイルスの感染再拡大のため、残念ながら本年も中止となっております。
今年は本日が実施予定でしたので、お供えをいたしました。
来年は実施できますように…!(にごう) pic.twitter.com/vxb69IkjlV— 武信稲荷神社 (@takenobuinari) August 28, 2022
龍神様をお祀りしているところとして一番多いのが神社です。
神社(神道)では米、塩、酒などが代表的なお供え物で、「神撰(しんせん)」と呼びます。
この他、玉串、野菜や果物、魚などを供えることもあるようです。
加えて地域でも違いがあったり、龍神様ごとに好物は違うようなので、お参りに伺う前に確認していきましょう。
仏教は肉類や魚などのお供え物はNG?
【年中行事再現】
本日12月4日(旧暦:10月20日)は、旧猪狩家で「エビスコ」の再現をしています。
エビスコでは、五穀豊穣や商売繁盛を願って恵比寿様や大黒様の像(あるいは掛軸)に生きたドジョウや野菜、尾頭付きの魚、そろばんなどをお供えします。
ご来館の際は、ぜひご覧になってみてください。 pic.twitter.com/JR4N7LdG0x— いわき市暮らしの伝承郷 (@Denshogo_Iwaki) December 4, 2020
仏教の教えからお供えしてはダメなものとして、肉や魚もその代表ですね。
その理由として、肉も魚も生命を宿す動物だからです。
仏教の教えでは「無益な殺生をしてはいけない」とされています。
できるだけ生命がある動物の命は奪わないでおきましょう、ということですね。
肉も魚もどちらも生命ある動物。
これらをお供えすることは仏教の「殺生をしてはいけない」」という教えに背くとされ、お供えしてはいけないものとされています。
「四つ足生臭」ともいわれる肉や魚は、お供え物としては禁忌されるもので要注意。
「生き物を殺生して食べる物」になるため、殺生を禁ずる仏教では望ましくないとされています。
まとめ
見るだけで開運、すごい龍雲
即リツイート&フォローで奇跡が起きます。 pic.twitter.com/ni34KP6zJm
— 世界一奇跡の龍神社🌸フォローで大奇跡🌸最高峰の祈り&見守り🕊🕊 (@healing_s0ciety) July 22, 2022
今回は、龍神様の好物、お供え物についてご紹介してきました。
やはり好物は「お酒」!
特に地元の伝統的なお酒だということがわかりました。
龍神様というのは「水・雨を司る神様」として昔から知られており、その正体は文字通りに龍となります。
龍は天に昇って飛んでいくという形容がよく取られ、その天から雨を降らしてその年の実りを約束する存在…として頼られてきたのだそう。
その伝承は現代でも多くの日本人の心に根付いており、とくに日本全国各地でみられる〝龍神様関連の神社、仏閣(仏教)〟の繁栄ぶりを眺めてみると、その経過は明らかとなるでしょう。
神社(神道)でも仏閣(仏教)でも龍神様を崇めているということ、そしてそれぞれでお供え物が違うということもわかりました。
こちらの記事を参考に、ぜひ龍神様の持つ強い運気にあやかってみましょう。
地元にあるいろいろな〝龍神様にまつわる神社・寺院(仏教寺)〟を調べてみると、何か面白い発見があるかもしれませんよ^ ^