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龍神様に卵のお供え物をするのはなぜ?神社と仏教寺院・神棚で意味が違う?

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神社や仏教寺院では、参拝の際に、お供え物を持参する方もいます。

龍神様にお参りに行ったら、がお供え物としてあって、ビックリしたという投稿を見かけました。

龍神様と卵が、なかなか結び付かない方もいるようです。

ぴよ吉
ぴよ吉
なんで、卵なんだろう・・・。

また、我が家にある、神棚には、卵をお供えしてよいのか、疑問に思う方もいっらしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、なぜ龍神様に卵がお供え物としてあげられるのか、卵をお供えするのは神社、仏教の寺院、神棚によって異なるのか詳しくご紹介します!

 

龍神様に卵のお供え物はするのはなぜ?

龍神様を祀る神社に行くと、卵がお供えされているのを、よく見かけませんか?

それは、龍神様をと考えられているという説、九頭龍大神様の好物だ、という説が影響しています。

ぴよ吉
ぴよ吉
他にも蛇が龍になり、天に昇ると考えられている地域もあるよ。

そういった龍神様に関する考え方や、言い伝えを見ていきましょう!

 

龍神様を「蛇」と勘違い?

卵をお供えする一つの説として、龍神様を蛇として考えられている説があります。

蛇の好物が鶏の卵であるため、卵をお供えする、という考えに繋がっているようですね。

ほかにも、龍神様に仕える蛇に、卵をお供えする、というものもありました。

実際に、私の地元にある神社では、白蛇が有名で、この白蛇がご神体の龍の使いであるということから、卵が供えられているのを見たことがあります。

ぴよ吉
ぴよ吉
龍神様が蛇だと考えられている説と、龍神様に仕える蛇にお供え物をしている説がありそうだね。

蛇の好物が卵であることから、卵が供えられていますが、こちらの理由に関しても諸説ありそうです。

 

九頭龍大神様の好物?

もう一つは、九頭龍大神様の好物が、である、という説がありました。

九頭龍大神様は、水の守護や雨ごい、事業繁栄の神とされ、各地で九頭竜伝承が残る神様、と言われています。

この九頭龍大神様の好物が、卵であるため、供えられているようですね。

実際に箱根神社では、九頭龍大神様が祀られていることで、卵がお供えされています。

箱根神社の九頭龍大神様は、芦ノ湖のほとりに祀られており、湖が汚れることから、卵を湖へ投下することは、禁止されていますので注意しましょう。

ぴよ吉
ぴよ吉
神社の方に聞いて正しい場所にお供えしよう。

一方、戸隠神社では、九頭龍大神様の好物は、梨であるとされていました。

九頭龍大神様は、皆、卵が好きというわけではないようです。

事前に調べてから、卵をお供えした方がよいでしょう。

 

地域によって蛇が龍になって天に昇る言い伝えも!

沖縄、八重山諸島や石垣島では、千年生きた蛇がになり、天に昇り神様になるという言い伝えがあるそうです。

この言い伝えは、『千年蛇』という、沖縄の民話にもなっていました。

おじいさんが、天に昇る途中の蛇をみてしまい、その蛇が他言しないのであれば、お金持ちにしてやろう、というお話です。

また、鳥取県米子市にも、『龍の秘密』という昔話があります。

三千年の修行に、終わりを迎えようとしていた蛇が、前日にその姿を男に見られ、龍として天に昇れないので、姿を見たことを黙っていれば、お金持ちにするというものです。

どちらのお話しも、最後は男が口を滑らせて、蛇の事を話してしまい、貧乏に戻ってしまったのだとか。

 

卵のお供え物は神社や仏教寺院・神棚で意味が違うの?

龍神様が祀られているのは、神社だけではありません。

龍は、お釈迦様の説法を聞いて、仏教を護る神となったと言われており、龍神様が祀られている仏教の寺院もあります。

お寺の本堂や境内で、龍の装飾を見かけることがありますが、仏教では、仏法(釈迦の教え)を守るという役割を担っています。

出典:深川不動堂 | 仏教と龍?!

また、神棚にも龍神様が祀られていることがあるようです。

それぞれで、卵は、お供えできるのかを見ていきましょう。

 

神社での「卵」の意味や由来は?

卵をお供えすることで有名な、奈良県の大神神社を例にしてご紹介します。

こちらの神社に祀られている、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の化身は、白蛇である、と日本書紀にも記されているそうです。

『巳さん』と昔から親しまれ、大神神社では、蛇の好物である、卵がお供えされるようになったのだとか。

この大神神社は、日本最古の神社と言われているので、卵をお供えする神社発祥の地なのかもしれません。

ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。

出典:大神神社HP | 大神神社について

また、生卵か、ゆで卵かを調べたところ、『龍神様はゆで卵が好き』というものがありましたが、神社によって、生卵をお供えする所、ゆで卵をお供えする所、それぞれでした。

ただ、龍神様を祀る、全ての神社で卵をお供えできるわけでないので、注意が必要です。

卵をお供えできる神社では、境内に販売されている所がほとんどのようなので、参拝される際にチェックしてみてください。

 

仏教寺院や神棚では卵はNG?

龍神様を祀るお寺で、卵をお供えできるのかを調べたところ、卵は、『ひよこになる可能性がある』ので、基本的にはNGと言われています。

仏教では、生命の宿るものをお供えしてはいけない、という理由からだそうです。

神棚は、家の中に神様をお迎えし、守ってもらう場所であり、蛇神様や龍神様を祀っている場合は、卵をお供えします。

 

まとめ

今回は、なぜ、龍神様に卵のお供え物をするのかをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

神社や仏教寺院の全てで、卵をお供えするわけではないこと、また龍神様によって好物も違うということにも、驚きでした!

神社や仏教寺院へ参拝に行かれた際に、卵があるか探してみるのも良いかもしれません。

神棚は、龍神様を祀っていれば、卵をお供え出来ます。

毎日、神棚の龍神様に感謝しつつ、好物のお供え物をすれば、龍神様もきっと、喜んでくれるのではないでしょうか。