神社や仏教寺院では、参拝の際に、お供え物を持参する方もいます。
龍神様にお参りに行ったら、卵がお供え物としてあって、ビックリしたという投稿を見かけました。
龍神様と卵が、なかなか結び付かない方もいるようです。
また、我が家にある、神棚には、卵をお供えしてよいのか、疑問に思う方もいっらしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、なぜ龍神様に卵がお供え物としてあげられるのか、卵をお供えするのは神社、仏教の寺院、神棚によって異なるのか詳しくご紹介します!
龍神様に卵のお供え物はするのはなぜ?
高龍神社さんへご参拝してきました!
下の売店で、お供え物のセットと、初めての御朱印帳を購入。龍神様と、御使いの白蛇様へのお供え物として、お神酒と生卵、そしてロウソク2本のセットになっています。
御朱印帳は、目の前で説明しながら書いてくれます。
下の売店で買って、使い始めだと pic.twitter.com/1v2X3zo9b1
— 月乃輪 來磨子@石と心包む人💎💞 (@tukinowa_kumako) July 16, 2022
龍神様を祀る神社に行くと、卵がお供えされているのを、よく見かけませんか?
それは、龍神様を蛇と考えられているという説、九頭龍大神様の好物だ、という説が影響しています。
そういった龍神様に関する考え方や、言い伝えを見ていきましょう!
龍神様を「蛇」と勘違い?
⛩️香取神宮で
不思議な写真が撮れたのでご紹介😂光の帯の中に
虹色の蛇が写り込みました✨その前後の写真は普通に
光の帯だけだったんですけど
突如、写り込んできたので
メッセージ性を感じた🧐2枚目の虹の写真は
ちょっと龍神っぽいんだな🐉龍の子供は蛇に似てるらしいから
これも龍かな❓️ pic.twitter.com/UeUE9ksY0E— Z*RocoH《💗悟りへの道💗》 (@ApdRoco) October 2, 2022
卵をお供えする一つの説として、龍神様を蛇として考えられている説があります。
蛇の好物が鶏の卵であるため、卵をお供えする、という考えに繋がっているようですね。
ほかにも、龍神様に仕える蛇に、卵をお供えする、というものもありました。
実際に、私の地元にある神社では、白蛇が有名で、この白蛇がご神体の龍の使いであるということから、卵が供えられているのを見たことがあります。
蛇の好物が卵であることから、卵が供えられていますが、こちらの理由に関しても諸説ありそうです。
九頭龍大神様の好物?
箱根神社と九頭竜神社に訪れた時の写真。
ここは関東屈指のパワースポットと言われているらしい!
厳かな雰囲気が漂っていたよ。 pic.twitter.com/CStjK6FZ1d— 堀川りょう (@ryohorikawa) June 13, 2022
もう一つは、九頭龍大神様の好物が、卵である、という説がありました。
九頭龍大神様は、水の守護や雨ごい、事業繁栄の神とされ、各地で九頭竜伝承が残る神様、と言われています。
この九頭龍大神様の好物が、卵であるため、供えられているようですね。
実際に箱根神社では、九頭龍大神様が祀られていることで、卵がお供えされています。
箱根神社の九頭龍大神様は、芦ノ湖のほとりに祀られており、湖が汚れることから、卵を湖へ投下することは、禁止されていますので注意しましょう。
一方、戸隠神社では、九頭龍大神様の好物は、梨であるとされていました。
九頭龍大神様は、皆、卵が好きというわけではないようです。
事前に調べてから、卵をお供えした方がよいでしょう。
地域によって蛇が龍になって天に昇る言い伝えも!
おはようございます☺️
「虹始見🌈」72候
雨上がりに虹がかかる頃。虹が虫偏なのは虹を大きな蛇と見立て蛇が天に昇り龍になると考えられていたからだそうです。英語ではRainbow。これは「雨の弓」を意味します。弓とはとても素敵な見立て方ですよね✨いつの間にか消えてしまう虹は魔法のようで楽しみ✨ pic.twitter.com/ntk8ZzCdDi— 冬月希和@ほしよみ堂占い師 (@kiwafuyutsuki) April 14, 2022
沖縄、八重山諸島や石垣島では、千年生きた蛇が龍になり、天に昇り神様になるという言い伝えがあるそうです。
この言い伝えは、『千年蛇』という、沖縄の民話にもなっていました。
おじいさんが、天に昇る途中の蛇をみてしまい、その蛇が他言しないのであれば、お金持ちにしてやろう、というお話です。
また、鳥取県米子市にも、『龍の秘密』という昔話があります。
三千年の修行に、終わりを迎えようとしていた蛇が、前日にその姿を男に見られ、龍として天に昇れないので、姿を見たことを黙っていれば、お金持ちにするというものです。
どちらのお話しも、最後は男が口を滑らせて、蛇の事を話してしまい、貧乏に戻ってしまったのだとか。
卵のお供え物は神社や仏教寺院・神棚で意味が違うの?
なんかいいとウワサの高龍神社行ってきました。
龍神の使いの白蛇がいるとかいないとか。
なので売店ではお供え物として生卵販売してます。
あと、売店のおばあちゃんから色んなお話聞けたり、短歌や文集読ませてもらったりと、すっごい大切な1日となりました。 pic.twitter.com/Y2ddh4JAkN— いどどん (@tengsong) August 29, 2021
龍神様が祀られているのは、神社だけではありません。
龍は、お釈迦様の説法を聞いて、仏教を護る神となったと言われており、龍神様が祀られている仏教の寺院もあります。
お寺の本堂や境内で、龍の装飾を見かけることがありますが、仏教では、仏法(釈迦の教え)を守るという役割を担っています。
また、神棚にも龍神様が祀られていることがあるようです。
それぞれで、卵は、お供えできるのかを見ていきましょう。
神社での「卵」の意味や由来は?
奈良県桜井市
大神神社に参拝しました。
日本最古の神社です。
御祭神は大物主大神です。
蛇のお姿なので
お供え物は 卵と御神酒です。
本殿奥に三ツ鳥居があり
その先の三輪山を拝みます。
拝殿は大きく 綺麗です✨
ずっと参拝したいと思って
いたので 念願成就して
嬉しい😆 pic.twitter.com/Ll23LUOquN— コバオ (@jinjasandou) September 12, 2020
卵をお供えすることで有名な、奈良県の大神神社を例にしてご紹介します。
こちらの神社に祀られている、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の化身は、白蛇である、と日本書紀にも記されているそうです。
『巳さん』と昔から親しまれ、大神神社では、蛇の好物である、卵がお供えされるようになったのだとか。
この大神神社は、日本最古の神社と言われているので、卵をお供えする神社発祥の地なのかもしれません。
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。
また、生卵か、ゆで卵かを調べたところ、『龍神様はゆで卵が好き』というものがありましたが、神社によって、生卵をお供えする所、ゆで卵をお供えする所、それぞれでした。
ただ、龍神様を祀る、全ての神社で卵をお供えできるわけでないので、注意が必要です。
卵をお供えできる神社では、境内に販売されている所がほとんどのようなので、参拝される際にチェックしてみてください。
仏教寺院や神棚では卵はNG?
神棚にお供えした時に何気なく『龍神様にもお米とかお供えした方がいいかな』
と思いつつ、早朝散歩しながらお店で買い物したら社長からまさかの卵を頂いた!ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶🥚
やはり生卵なんですね。とりあえず6日間お供えをして今後は月次祭に卵もお供えしよう。夏怖いなぁ(苦笑) pic.twitter.com/wi118949Uh— 山本⛩️京乃丞 (@kyounosuke_yama) May 16, 2022
龍神様を祀るお寺で、卵をお供えできるのかを調べたところ、卵は、『ひよこになる可能性がある』ので、基本的にはNGと言われています。
仏教では、生命の宿るものをお供えしてはいけない、という理由からだそうです。
神棚は、家の中に神様をお迎えし、守ってもらう場所であり、蛇神様や龍神様を祀っている場合は、卵をお供えします。
まとめ
729.白龍大権現神社@新潟市中央区本町通
新潟編のラスト。我ながら中々歩き回ったので足がズキズキしておる。信濃川から流れ着いた龍神像をこの地で祀ったのが始まりで、隣接する商店街の守り神、みたいなアレ。おお、流石の生卵がお供え。 pic.twitter.com/2jEFOk2ySM— にゃーさん(ろんろんみゃおー) (@nya_extra) May 5, 2022
今回は、なぜ、龍神様に卵のお供え物をするのかをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
神社や仏教寺院の全てで、卵をお供えするわけではないこと、また龍神様によって好物も違うということにも、驚きでした!
神社や仏教寺院へ参拝に行かれた際に、卵があるか探してみるのも良いかもしれません。
神棚は、龍神様を祀っていれば、卵をお供え出来ます。
毎日、神棚の龍神様に感謝しつつ、好物のお供え物をすれば、龍神様もきっと、喜んでくれるのではないでしょうか。